《本革サステナブルプロジェクト》
本来は使えないとされる血筋の多さ
なめしムラがありますが、販売していくことにサステナブルの価値があると思い、販売を決意しました。
是非本来の生きてきた証を製品づくりに活かしてみてください。
吟スリヌバック調
黒ダイドクラスト
タイ滑しアルゼンチンキップ
巨大なステアですが形は綺麗です。
約10円/ds
サイズは130-160ds。価格は変動しないので大変お買い得となっております。
<サステナブル企画>
皮作りの段階で選別をする工程が何度もある。原皮、検品、ウェットブルー、検品がある。湿った状態のウェットブルー段階でAB分けて、Bはガラスやエナメルなどに回す、Aはアニリン仕上げなど、生地丸見えのスムースなどの商品に回す。ただ、その後下地になり、乾燥すると、本来はAだと思っていたブルーからも更にABCDぐらいのセレクションに分けられる。その中でのトップA級は例の透明感のあるスムース用、Bは小さいシボ感のあるようなスムース用、C/Dは型押しなどに回す。型押しの中でも深く強い圧力をかけて型を押す商品と、軽いタッチで押す商品がある。トレンドによっては型押しやガラスなどの塗り物が全く出回らない年もあり、Dをどうしよう?という交渉や相談が相次いだりした。 その際タンナーは買い付けた原料のBの割合が多いことによって、最終商品作りに回せず、嵩むストックを冷蔵倉庫に入れたまま毎月経費だけはかかるという状況を回避できず、廃業されたりするケースも多々あった。そのぐらい、購入した原料が捌けないというのはシビアな革業界問題になっている。 アフリーは嘗て原皮やウェットブルーの販売をメインで行っていたため、タンナー(クライアント)が欲している最終商品作りの内容をよく理解したうえで、原料のサプライヤーや国を決めることが最重要項目だった。 Aの割合が50%ですよとサプライヤーからプレゼンを受けて買い付け(濡れてる状態では血筋やピンホールがほとんど見えない)→販売をしても、結果タンナー側で鞣しを終えて乾燥状態になってみるとほぼアニリン仕上げにできるA級の下地がないと言われて販売できる原料がなく困らせてしまったことも少なくなかった。 今、フィニッシュの製品をメーカー様や、個人のお客様に販売するB2BからB2Cへの大規模な変革を遂げたアフリーだから言えること。それは、使えないとされる傷だらけの革を販売できる企業にしたい。サステナブルな商流を革業界にも築き上げていきたい、ということ。 そうすることで生き残れる企業様がたくさんある。働き続けられる腕のある職人さんたちがたくさんいる。食肉用に屠殺された牛さんやその他の動物たちが隅々まで使って欲しかったと望んで死んでいった生命に貢献し続けたい。 傷があるから、血筋があるから生命であった本革としての価値があるのではないでしょうか?どうして傷や血管が存在しないフェイクを目指していかないといけないのでしょうか? 造り手の方が何をどのようにプレゼンして売っていけれるかが大事ではないでしょうか。 サプライヤーとクライアントを繋ぐ橋としての存在をアフリーは貫いていきたい。なぜなら、私自身が命をかけて、はまった業界革業界だからだ。
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¥1,300価格
在庫なし
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